目黒カウンセリングセンター 倫理規定 

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ここに目黒カウンセリングセンター(MCC)が定める倫理規定を明記する。相談者が安心・安全なカウンセリングを受け、MCCセラピストが質の高いセラピーを提供するための道標とする。

  • MCCは、相談者個人および全ての相談者の尊厳と権利を擁護する。性別、年齢、国籍、宗教、社会的地位、性的指向などに関係なく、最善のセラピーが提供できるよう努める。
  • MCCは、すべての相談者に温かい配慮をもって接し、相談者の健康と幸福が維持できるよう努める。MCCは、サービス内容、予約方法および予約の取り消し方法、料金、請求方法、守秘義務などを開示する。すべての相談者に対し、ホームページ上、メール、予約や初診の際の説明などでこれらの情報提供をおこなう。詳細は受診に関する詳細を参照。
  • 全セラピストの職務や技能に関する資格をホームページ上で開示し、いつでも相談者が閲覧できるようにする。詳細は 東京セラピストを参照。
  • その時の状況により、相談者が望まない方法でセラピーする場合がある。
  • うつ病、双極性障害などの症状を伝えた際、相談者が納得できなかったり気分を害することがある。そのような場合でも、疑いのある症状を相談者に伝えないことは非倫理的であると考える。ただし、伝えることによって症状の悪化や有害反応を起こすとセラピストが考えた場合はこれに限らず、個別の状況を考慮した上で判断する。また、相談者が特定の対処法を希望した場合、セラピストがそれを最善の対処法だと考えない限り、その対処法を提供するのは倫理的でない。
  • MCCは、地域のカウンセリングセンターとして活動するものであり、外来患者や入院患者を受け入れられる精神科医院や施設ではない。相談者が漢方や自然成分を使用した製品を含む薬療法を受ける場合は、処方箋を発行した医師の指導が必要となる。詳細は精神科の薬についてを参照。
  • MCCは、セラピーに関しての情報を提供するが、外部のセラピストやカウンセリングセンター、医師に関する否定的な情報やコメントを相談者に提供することはない。ただし、医師やセラピストの犯罪行為が周知の事実としてあり、相談者の健康に関わる場合はこの限りでない。MCCは、外部セラピストの対処方法を直接知り得ることはできない。MCCでは全ての相談者が、いつでもどのセラピストにでも会うことができる。もし、相談者自らが現在もしくはこれから受ける対処法についてMCCに相談し、それが効果的でないと思われる場合は、MCCが特定の方法についてコメントするのが倫理的だと考える。あくまでも、セラピストの選択やカウンセリング方法については、相談者の自己決定を尊重する。
  • MCCはイベントや交流会などを通して寄付や融資の勧誘をしない。MCCが提供するサービス内容は、このような活動で説明できるものではないと考える。また、クライアントのメンタルヘルスを第一に考えるMCCの使命から外れるため、このような活動は行わない。
  • 結婚、離婚、仕事に関する決断など、相談者の人生に関わる決断をMCCが要求したり命令したりすることは倫理的でない。MCCが、このような問題や選択について倫理的にアドバイスする場合はあるが、最終決定は相談者が下すべきである。
  • MCCが、法的手続き中である相談者の私生活に関わることは倫理的でない。手紙や証言により、相談者やそのパートナー(配偶者など)に損害を与える可能性があるため、相談者やそのパートナーのカウンセリング時間外の活動について、MCCが知り得ることはできない。相談者が希望すれば、特定の問題について受けたカウンセリング記録、またはそれに対するセラピストの提案を本人のみ受け取る事ができる。ただし、同じカウンセリングを複数で受けた場合、本人以外のカウンセリング記録を提供することはない。例えば、A氏が配偶者と参加したカウンセリング記録を同氏が希望した場合があっても、その配偶者の記録をA氏に提供することはない。
  • 以下のことは決してあってはならない。相談者に過剰請求する、相談者が希望しないカウンセリングを予約する、カウンセリング前に同意した料金以上の金額を請求する、料金を請求するためだけにカウンセリングを継続するなど。向精神薬が処方された場合は、処方した医師と相談し、薬価の低い一般の処方薬を使用することを相談者に提案する。
  • カウンセリング予約とは、専門家との相談契約である。予約は相談者の希望により成立するものであり、相談者はキャンセル規定および請求方法を確認した上で事前に承諾する。MCCが、守秘義務を保持した上で、度々相談者に未払い料金の請求をしたにも関わらず支払われなかった場合、相談者の家族、配偶者、勤務先などに連絡し、相談者の支払状況について確認することが倫理的である。連絡をする際に、特定のセラピスト、またはMCCの名前が提示される場合があるが、相談者のカウンセリング内容については守秘義務を保持する。また、MCCが国内の法的機関を通して、相談者に未払い請求をおこなうことは合法であり且つ倫理的である。
  • 心の悩みを有する相談者はひどく落ち込んだり、自傷行為などに走る可能性が少なくない。そのため、相談者が連絡なしにカウンセリングを欠席した場合に、MCCが相談者の状況と安全を全力で確認することは倫理的である。



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